皆さんは、「連帯保証人と保証人の違い」をご存知でしょうか。名前が違ってくるだけで中身ががらっと変わってしまうので、法律分野を勉強するときは注意が必要です。簡単に説明すると「連帯保証人には、権利(催告・検索の抗弁権/分別の利益)」がなく、保証人にはその権利があることです。この利益があるのとないのとでは、貴方が契約した後の人生も大きく変わることになりますよ。よく、耳にするのは「連帯保証人にはならない方がいい」と聞いたことがあるかもしれませんが、その通りといってもよいと思われます。
今回は、権利の説明を割愛させていただきますが、まとめとして、「権利がない連帯保証人よりも、権利がある保証人を選んだ方が良い」ということです。
最後になりましたが、ここだけは注意してほしい点として、親しい間柄の人でむやみやたらに「連帯保証人」をお願いしますと懇願されても、すぐに契約するのではなく、それ以外の方法はないか等を一緒に考えてみてはどうでしょうか。案外解決策は身近にあったりしますので少し時間をおくのもありだと思います。