収益性はどのようにはかられるのか

会社の経営状態を見るためには収益性に注目が集まることになります。

収益性は投資効率ともいい、利益を上げる力を見ようとするものです。

本来は資本と利益の関係である資本収益率を指すものですが、実務的には売上と利益の関係である売上高利益率をもってみることが多くなっています。

資本利益率の代わりに売上高利益率が使われるのは、売上高利益率に資本と売上の関係である資本回転率を乗じたものが資本利益率になるためです。

 

資本回転率が同じであれは、売上高利益率のより高い会社の方が資本利益率が高くなるため、収益性や投資効率が良いと判断できるわけです。

収益性の判断に使われる一般的な指標は売上高利益率が多くなっています。そのほか、売上総利益、営業利益、当期純利益などさまざまな利益において収益性をはかることができます。その一方で業種や経営政策、売上高利益率に差異があることにも注意しなくてはいけません。

総資本利益率や総資本経常利益率に関わる指標がこの場合多く使われます。

こうした、指標で経営をしっかりとはかることがリスク回避の為には重要になってくるのです。