会社の経営、特に中小企業においては、会社の業績は経営者の能力に大きく影響されます。他社との差別化戦略を構築できるほどの経営者は必ず成功しています。
大半の中小企業はトップダウンの構造となっているからですが、経営者の能力で最も業績に影響する物の一つが、「数字力」です。
これは簡単にいうと、「数字に強いかどうか」ということです。
数字力を見極めるポイントは、「決算書が読めない」「具体的な数値目標を掲げていない」「数字よりも勘を当てにしている」などが挙げられます。
これらに一つでも該当する場合は、数字力が低いといえます。
もし数字力が低ければ、決算書などを見ても意味が分からないということになります。
例えば、医師が健康診断の結果を正しく判断できなければ、病気の兆しを見落としたり、本来なら直せる病気を悪化させてしまうおそれがあります。
会社の経営にも同じことがいえるので、数字力を高めることは必須といえます。
そうすることで、現状認識や目標設定を間違える危険性が下がるので、よい経営サイクルに入りやすくなるのです。